青嶂会のお知らせ

2017-05-10

昨年、味方玄(みかたしずか)さんのテアトル・ノウのレクチャーで
能装束の着付けを体験させて頂きました。↑ (山姥)
その味方玄さんが主宰する社中会(青嶂会)さんが、
この度、東京で初めて発表会をします。しかも、無料です。
無料と言っても、素人は一演目で一人だけで、
あとは一流の方が一緒に参加し周囲を固めているのです!
普段、能は見たいけど敷居が高くてと思っていらっしゃるかたには、
とっても良い機会だと思います。是非、お勧めします。

日時: 6月3日土曜日 10:00~
場所: 国立能楽堂
主宰: (能楽観世流)青嶂会(味方玄 みかたしずか)
入場: 無料(出入り自由)

場内での飲食・撮影は禁止です。
出入りは自由ですが、演目中の移動はなるべく緒遠慮ください。
服装は、あまりラフにならないように心掛けてください。

番組:

~仕舞~
・大江山
・敦盛(クセ)
・六浦(キリ)
・三輪
・蝉丸

~舞囃子~
・小督
・井筒

~能~ (11時前予定)
・吉野天人

~舞囃子~
・養老
・杜若

~能~ (12時20分頃)
・清経

~舞囃子~
・高砂
・龍田

~仕舞~
・玉鬘
・田村(クセ)
・松風
・山姥(キリ)

~番外仕舞~
・歌占(キリ)   観世 喜正
・班女(舞アト)  観世銕之丞
・善知鳥     片山九郎右衛門

~能~ (14時30分頃)
・羽衣(和合之舞)

~素謡~
・弱法師

~仕舞~
・玄象
・敦盛(キリ)
・花月(キリ)
・玉之段
・猩々

~舞囃子~
・草子洗小町
・葛城(大和舞)
・須磨源氏

~能~ (17時過ぎ)
・船弁慶

~番外仕舞~
・松虫    味方玄

~附祝言~

終演18時45分頃
時間は、あくまでも目安です。

用語解説

・仕舞
能の中の見せ場をシテ一人が紋付・袴の姿(女性の場合は着流しの場合もある)で、
地謡数名による謡に合わせて舞を演じます
・舞囃子
能の中の主要部分を紋付・袴でシテと地謡と囃子とによって演じます
・素謡
舞や囃子を加えずに、能の一曲分、場合により大半を謡だけで聞かせます。
・能
演者は装束、面(おもて)などを付け、地謡、囃子全てを揃えて能の全曲を演じます。

・シテ
主役のことで一つの能に一役だけ
・ツレ
主にシテの同伴者ですが、重要な役の場合には特別にシテと同格扱いされ
「両シテ」とされることもあります。
・子方
子役のこと。必ずしも子どもの役だけではなく、本来は大人である役を演じたりする
能独特の演出もあります。
・地謡
斉唱を担当する役。情景描写をしたり、登場人物の心情を代弁します
・後見
演能中に舞台後方に座り、不測の事態に備えて舞台進行を見守る役
時にはシテの代役を勤めます

・ワキ方
主役を演じるシテの相手役のことで面(おもて)はつけません
・ワキ
最初に登場し、場所・季節・状況など
全体の雰囲気を作り上げ観客を物語の世界に誘います
・ワキツレ
ワキの同伴者

囃子方
笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方の四つのパートがあり
夫々が自分の楽器を専門に演奏します
演能ではそれぞれ一人ずつ四人構成で、演目によっては太鼓方が入らない場合があります、

狂言方
能とは別に独立した劇としての「狂言」を演じます
多くの能は前半と後半の場面が分かれています。その間を繋ぐのが狂言方の仕事で
間(アイ)狂言と言われます、


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