握る。肘を曲げる、伸ばす-04
握る
手を握って下さい。グーですね。
こうしたとき、だいたいの人は手首も硬くしていませんか?
では、手のひらの中心が深くなるように意識して手を握って下さい。
今度は、手首に自由がありませんか?
このように、手と手首が別々に動く事が身体を割るという事で、
技の世界では、大変重要なポイントになります。
では、手首が固まった状態と
手首が自由な状態で、力の質の違いを感じてみて下さい。
二人一組になって、パンチをしてそれを手のひらで受け止めて下さい。
手首・肘を曲げる・伸ばす
次に肘を動かして見ましょう。
隣の人に、手首を押さえてもらいましょう。
できましたか?
肘を動かさずに手が動いていませんでしたか?
どう違うかというと
手を動かしていると
上腕筋にエネルギーがたまってくるのを感じませんか?つまり筋肉うごきになります。
一方、肘を屏風を折りたたむようにして曲げると
エネルギーはたまってきません。
同じように手首を動かしてみて下さい
気をつけないと、指先で動かしてしまいます。
手首から動かして下さい。
この時、手首の中心に意識を持っていくと指から動いてしまうので
手首の両側から、まがるような感じを意識してみて下さい。
肘を伸ばす場合ですが、これはよくやってしまうのですが、
伸ばしきらないということです。
西洋のダンスのイメージで膝にしても肘にしても伸ばしきって綺麗に見せることを
しないということです。
なぜなら、伸ばしきった膝や肘はもう力が抜けてしまうからです。
殺陣でも、切りつける時、格好良さを追求すると肘を伸ばしたくなりますが、
ここは、我慢のしどころです。
また、肘や膝を伸ばしきらないことは、そこを痛める危険性がかなり軽減されると思います。