第48回侍クラブ稽古会

2016-11-24

samurai10

第48回侍クラブ稽古会が無事に終わりました
雨の影響か?参加者は少なめでしたので、ちょっと脱線しつつ(いつものことか?)いろいろ動いてみました。

身近な型でいえば、お茶碗と箸をちゃんと持てているのか?
と言うとかなり怪しいと思う人が多いのでは無いのでしょうか?
みんなで確認しあいました。笑

かくいう僕も、違っていた!
人差し指を使わないと言われると、かなり人差し指を使っている!
中指と薬指だけで持てるか?ものがつまめるのか!
練習中です。

これらを道具という考え方で、使えれば良いでしょとするのは
合理主義って奴ですね。
しかし日本人は、道具はいわゆる道具として使ってなかった
道具は自分を成長させてくれるものだった
そして、生きている物として扱います。だから束縛しません。
刀の持ち方もそうですね。ナイフやフォークの様に強く握りしめません。
刀は道具ではありません、武士の魂です。
そして箸手前は抜刀に等しいと言われています。
ここまで言われたら、
武士がちゃんと箸を扱うのは当然のたしなみになるわけです。

使う人の勝ってでしょと言っていたのでは、型にはならない。
型が出来ないものは、思想が違うと判断される。つまり敵ですね。
だから、その真意を問いただされます。
しかし、型が出来ていればその思想も共にしているので、
相手のことを詮索する必要がないわけです。
これが、日本の型の文化の根底に流れている事ですね。

ですから、侮れないわけですが、今となっては、
はっきり自分の考えを言え!と言われるので、
型はどうでもよいというわけなのでしょうか?
いえいえ、出来た方が良いに決まっています。

そして、これら型は、とても自由な状態のことを指します。
自由すぎて動けない。だから型は決まって見えるのです。
すごいですね。

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