武術のまねごとをしていますが、
2016-02-03
武術の武という字は、戦を止めると書く、そして継承するという意味を持つ。
つまり武術とは先人の知恵を継承して戦をしないための術であるとも解釈できるわけです
それならまさに伝ふプロジェクトのコンセプトに沿うわけで、
実力も無い僕が、みなさんに殺陣を教えてしまうような暴挙に対する
言い訳にもなると思うわけです。笑
ですから、「戦ったらどちらが強いか」ということが問題になっている武術とは
種類が違うのかもしれないですね。
僕は弱いですし、もう歳だから、若さと戦わなければならないようなことは、
最初っから、しないわけです。
そして、黒田鉄山さんの言葉を借りるなら、
「力のある無い、身体の硬い柔らかい、老若男女、
それらにおいて差がでるようなものは武術ではない。」
格好いいですね。
つまり、だれでも平等にしかも均等に武術の世界に入れるわけです。
腕立てを何本もできるとか、ウサギ跳びをしたとか、体幹を鍛えたとか
まるで、関係がないというわけです。
たぶん術とよばれるものは、すべてそうあるべきなのでしょうね。
演技術も考案しなければ!笑。
芝居の上手い下手はなくなるというわけです。
もちろん、これを聞いて、怠けてていいんだと思ったひとは
気をつけた方が良いでしょうね。
そういう根性を治すのが、まあ武術ということなのでしょうね。
だれでも可能性があるということは、裏を返せば
言い訳が一切きかないということでもあるわけです。
女だからとか、歳だからとか、体調が悪いのでとか、身体が硬いんですとか、
悩み事があって、、グダグダと言い訳は山のように浮かぶわけですが。
それら、一切が関係ないわけですから、
出来ないのは、出来損ないなわけです。笑
面白いですね。
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