正座と礼
正座と礼は、日本人として当たり前のように出来ることですから、
あえて説明の必要はないように感じるのですが、
それだけに適当にやっていて、かたちだけになっている可能性もあります。
ここが日本文化のスタート地点でもありますから、
少しだけ真面目に取り組んでみることにしましょう。
現代に入って、アメリカから入って来た、
フリー、ナチュラル、リラックスという言葉がすっかり浸透しました。
これらのキーワードを良いこととして、行動の規範のように考えたりもしています。
おかげで、公共の場でも、自宅にいるようにリラックスしてしまっている若者を
見かけたりもしますが、彼らの中には悪い事をしているという意識はないようです。
むしろ、それらは推奨されるべきと考えたりもしているわけです。
そんなわけで、私たちは何かするとき、いつもリラックスしていなければと
そのリラックス方法にも取り組んだりもするわけですが、
このリラックス=力を抜くと解釈してしまっている場合が多いと思います。
この発想が、染み付いていますと、動きの停止と供に力を抜いてしまいます。
この癖が、実は意外と落とし穴になるわけです。
正座から礼へと一連の動きのなかでも、リラックスしようとして力を抜きます。
この時、抜いてはいけない緊張感まで抜けてしまい。結果として、
型が崩れてしまうわけです。
つまり、行動を基準に考えて動きますとちょっとしたことで、緊張感が抜けやすいので、
行動という結果で動くのでは無く、型として動いてみようというわけです。
ここは、ひとつ合理的な考えを捨てて、日本人が佳いと感じた型について
少しでも、触れることができれば、
日本の文化を海外の人に紹介しやすくなると思います。
殺陣の導入として
刀は、竹光とはいえ、危ないものですから、
その扱いには、最低限の注意が注意が必要です。
抜刀する場合は、自分の周囲の状況をよくみて安全を確認して下さい。
剣先をむやみに動かさないで下さい。とりあえず剣先からは動かさないことです。
現場で、説明いたします。
・刀の名称等、簡単な説明
・刀の差し方
・束の握り方、持ち方
・抜刀について
・血ぶりから納刀まで
武士の間合いで現代を生きる (メトロカルチャー)