東京成徳大学・平安装束体験講座

2016-08-13

seitoku

OGでもあります飯田夏美さんのご紹介頂きまして、
東京成徳大学の青柳隆志教授さんによります、装束体験講座に参加してきました。
着物ドリーマーズのメンバーは、普段着物の着付けはしていますが、
時代衣装となりますと全く縁がありませんので、とても貴重な体験になりました。
また、教授による細かい丁寧な説明があり、本当に勉強にもなりました。
コスプレして楽しんで、しかも勉強にもなるという。いいとこ取りの講義ですね。

僕は、文官束帯の衣装を着させて頂きました。

ぱっと見黒の装束なのですが、実は下着は白で、次に朱になり、また白を着て
最後に黒になるわけです。なんとも贅沢な重ね着になっているわけです。

また、この衣装は見た目と違ってとても着付けに高度な技術を要するようです。
特に袖の丸みと外はね感を出すのが至難の技のようです。身分が高い人の
衣装なだけのことはありますね。そして、靴もおしゃれです。
皮に漆が塗ってあるのですが、皮のひだがとても手間がかかっているそうです。
30万円はするそうです。聞いたら履くのが怖くなりました。笑

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着物ドリーマーズのメンバーもそれぞれ凝った衣装を着せて頂きました。

狩衣

20160809153944750_8694壺装束

20160809154737750_8705白拍子

20160809154904750_8710細長

20160809153729750_8692かざみ(汗衫)

20160809152718750_8683十二単

着付けながらの先生の解説はとてもわかりやすく、かつ実践的でした。
おはしょりは、着物の縦寸を調整するためにするわけですが、
時代衣装では、横寸もひだをつけて調整します。これをえもんひだと言います。
これで、着物表情が豊かになっていきます。
しかし、これにはある程度のスピードが要求されるようで、技術のいるところですね。
先日着せて頂いた能装束のときは、ほんとうにスピードがありました。

日本の着物というのは、脱いでたためば、まったくの平面になります。
それをこれだけ表情豊かに、立体的に着付けていくのは、
まさに日本の智恵の結晶とも言えるものだたと思います。
こうした智恵は、実技で体験していかないと継承が難しい事なのだと思います。
ですから、東京成徳大学さまのこうした活動は本当に有意義であると思います。
ありがたいことですね。衣装が何千万もかかってしまうような物ですし、
また維持も大変だと思います。個人レベルではどうにもならない世界です。
ほんとうに青柳隆志教授には頭の下がる思いです。

体験後は、お片付けで、たたみ方も教えて頂き、さっそくみんなで実践です。

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飯田夏美さま、青柳隆志教授さま、また装束体験講座の皆様
本当にありがとうございました。

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