指をさしてみる-11
指をさす動き、これを型に入れてみます。
まず、図のように普通に指でさします。このとき意識は、人差し指に集まります。
この動きをした後で、人差し指以外の指を触られても、
人差し指にたいする集中は切れません。
逆に言えば、人差し指以外は、動きには参加してないようです。
それでは、日本の動きをしてみます。
着物を着ているようなイメージを持って、最初に袂が動くように動き出します。
具体的には、肘が外に向かって張り出します。
次に手首を動かして、指をさします。
こうして動いてみたあとで、人差し指以外の指に触れると
集中がとぎれる感じがあります。
これが、型というものになるのですが、
つまり、型をとると身体全体で、一つの動きになっているわけです。
型を取らない動きは、意識をした場所だけの局所的な動きとなります。