第61回赤羽馬鹿祭り ~狐面物語~

2016-05-06

baka

4月24日第61回赤羽馬鹿祭りに着物ドリーマーズとして参加させて頂きました。
少し長い話になりますが、笑
昨年、狐のにぎわいチームの一員として参加させて頂いたのがきっかけでした。
昨年の様子↓

CEnaF0xUEAAcAs7-950x713この時、たまたま白無垢の狐の花嫁さんがいらっしゃいまして
私たちが黒留め袖で、なにか狐の嫁入りのようになりました。
そうしましたら、これを見ていた王子座伝承館の方から、
王子稲荷神社の秋祭りに参加しませんか?というお誘いを受けたわけです。

実は狐のお面の縁は、さらにさかのぼりまして、
2014年の夏に谷中の妖怪通り商店街祭りに参加させて頂いたのですが
その時に、狐のお面を付けようということになったのです。
そこで、お金のない私たちは、出来るだけ安くするために自分たちで作ろう
ということになったわけです。その時のお面がこれです。↓
元の型は、ネットで購入しまして、それに絵を描いたわけです。

DSC_9814ただ、このお面が一部の地域で猫面であるとして、禁止しますというところが、、汗
じゃあ、しょうがないので、昨年の馬鹿祭りでは、違う型の狐のお面に絵を入れました。
ただ、なんとなくしっくりしていませんでした。
ですから、王子稲荷神社さんからの提案に、この秋までの時間を利用して
なんとか、オリジナルが作れないだろうか?と思ったわけです。
そう思うには、理由があるわけですが、実はこのタイミングで、
伝ふプロジェクトになんとなく作ってくれそうな人が加わっていたのです。笑
そして、お願いいたしまして、これがプロトタイプです。

kitsuneここから、また試行錯誤して頂いて、なんとか秋までに、人数分揃えて頂きました。
これが、その時の写真ですが、とても良い雰囲気が出ています。

oujikituneそして、このときまたまた偶然に飛鳥山のステージで踊りませんかというお誘いがありまして、
狐の格好をしているので、母狐と娘狐をテーマした舞を考えました。
そうしましたら、また偶然にもよい歌も見つかりまして
使っても良いという許可も頂きまして、(それどころか、会場で歌って頂きました。)笑
つげさんです。↓

tugeなかなか好評で、今年の王子稲荷神社の初午祭りで神楽殿で奉納舞が決まりました。
この王子稲荷神社の神楽殿での奉納舞に古典以外の歌が使われたのは初めての事らしいです。
この奉納舞のおかげで、王子稲荷伝承館の方のご推薦もあり今回の馬鹿祭りで、
正式に団体として、着物ドリーマーズが登録されることになりました。
本当にありがとうございました。
そして、お面の制作は型を大阪から東京に移りまして、
急ピッチにみんなで作る事になりました。
まずは、和紙選びからですが、ご縁を頂きまして内山手すき和紙体験の家さんの
100%楮の手すき和紙を使用させて頂くとこになりました。

omenみんなで集まって一生懸命つくって、なんとか間に合わせました。
同じ型から作られているのですが、作った人によって一つ一つ個性が違います。
20160424110356300_5395一部留袖は、リサイクル着物の福服さんから提供して頂きまして、
なかなかの数が揃いました。

20160424135329DSC_9622今回、私たちはハイ・コーリティー賞を頂きましたが、狐様にもらった縁でありますし、
来年はさらにグレードアップして、祭りを盛り上げていきたいと思います。

20160424144611DSC_9703参加して頂いた皆様、ご協力頂きました皆様、また馬鹿祭り実行委員会さま
本当にありがとうございました。

着物ドリーマーズのブログより赤羽馬鹿祭りの様子

 

 


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