第55回侍クラブ稽古会 前に進むということ

2017-07-13

第55回侍クラブ稽古会でした。

私たちは普段、意志通りに動いていますので、
それで別段困ることはないのですが、
いったん型をとってしまうと、動けなくなります。
それは、当然のことですが、
そのことを無視して動いたら、
なんの為に構えたのかが分からなくなります。
ある集中観を持続させたいわけですが、
それを精神にまかせると、なにか依存する対象を探します。
頼るものを探すわけです。
なぜなら、精神は身体を完全にコントロール出来ないからです。
ですから、ある具象を動きのポイントにして考えるわけです
それは、床だったり、刀だったり、はたまた関節だったりと、、
つまり居つきが起きるわけです。
居つきが起きれば、相手に簡単に動きを読まれるわけです。

こうしたこを踏まえて、動きを考えると
下がることは、割と簡単なのですが
進むことは難しいと感じるようになるわけです。

ほんと、まったく次元の低い話で申し訳ありませんが、
進むことと、下がることを同じ次元で考えていたわけです。
だから、出来ないんだ。
こんな簡単なことも、なかなか分からないものなのですね。笑


刀を振ってみれば、分かるのですが、
下がる事は、順行ですが、
斬りながら進というのは、逆行ですので、
(進という行為に対して、斬るという引く行為がはいる)
拮抗を作るか、型を展開しないといけない。
まだ、その程度のことしか分かりませんが、
それでも、それなりの進歩があるような気がしました~。
まだまだ、奥が深くて、楽しいでありまする。

ありがとうございました。

 

 

 


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