背中を使う

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刀のような重いものを持って、動くとき
どうしても、腕の筋肉と胸の筋肉に頼りがちになります。
この筋肉で動く事を日本の文化は嫌いました。
もちろん、好き嫌いの話しではなく、腕の筋肉では、早く動けないと
考えていたわけです。
では、どこを使うのか?それが、背中だというわけです。
背中を使えば、全身運動になりますから、
状況に応じて臨機応変に対応できるわけです。

それでも、腕力を鍛えれば、同じだと考えるかもしれません。

しかし、鍛えてしまった筋肉は脳の指令がないと動けません
視覚して脳までが0.1秒、脳から筋肉までが0.5秒かかると言われています。
遅いですね。勘で動きたくなりますが、そうすると動きはみえみえになります。

一方で、私たちはの感覚は、感覚器官を通して得られていると考えます。
しかし、脊椎動物というくくりから言えば、
脊椎とは神経が集まっている大変重要なところです。
この神経の束として存在する脊椎が、
感覚機能をまったく持たないと考えるのは
やや、早計ではないのでしょうか?笑

これは、脱線です。余談

本題に戻ります

背中を使うととてもフラットな自分に出会えます。

普段、負けてたまるか!と、頑張っていた自分から、開放されて
自分の中に自浄作用がるあるんだということを感じられるかもしれません。

背中を使って、自分を立体でとらえだすと心が穏やかになります。
精神的に追いつめられて、イライラしていたりする人は
往々にして、自分の体を薄っぺらく感じていることがあります。
この体の厚みを回復することが、そのまま人間の厚みになります。
背中を使う習慣をつければ、この厚みを捉えやすくなります。
そのためにも普段から、背中を意識するとよいのでしょう。

是非、試して見て下さい

 

武士の間合いで現代を生きる (メトロカルチャー)

 

 

 


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