第14回侍クラブ稽古会

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☆第14回侍クラブ  
日時:2013年12月9日月曜日
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
稽古の内容
 ・日本文化と日常の生活の考え方の違いについて(座学)
 ・見ることをテーマにした所作
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 今回はめずらしく、座学に時間をさきました。
 大まかな、テーマと方向性の確認です。

 私たちは普段、見るという行為を簡略化しています。
 例えば、花を見たら、花という言葉を処理して、実際は実体をあまり見ていません。
 もっと見てといえば、輪郭をなぞり始めます。これでやっと2次元
 もっとちゃんと見て下さいというと、やっと色や立体感を出し始めます。
 しかし、このとき私たちは見るものをチョイスしています。
 見たいものしか見ていないようです。でもまあ、とりあえず3次元
 これでは、時間軸もありますし、まだですよね??

 見るということは、目を使います。視覚です。
 でも、本当にそれだけでしょうか?
 呼吸は、ご存知の通り肺だけでは窒息死します。皮膚呼吸があってはじめて
 成立していますね。では、視覚は??
 皮膚が色を感知することは知られています。見えない色紫外線や赤外線にも
 皮膚は、反応しますね。つまり感じているわけです。
 私たちは気配を見ることができません。
 でも、感じることができる可能性があるとしたら?
 それを皮膚が見ているとしたら?
 皮膚はなんらかの反応をしているのかもしれません。
 そんな微細な感覚を捉えようとしたら目による視覚を活かしていたら、難しいですね。
 集注したいときに目をつぶったりするのはそのためかもしれません。
 かといって、目をつぶっていたら動けませんね。
 困りました。
 昔の日本人はこのことをじっくり考えていろいろと工夫をしていたのでしょう。
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 今回は初参加の方も二名いらして下さって、嬉しいです。
 ありがとうございました。

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