第57回侍クラブ稽古会

2017-09-16

第57回目の稽古会でした

永字八法とか、毎回やっていれば、マンネリ化してきますから
とりあえず、素早く出来るようになりたいなと思い
やってみると、分かるのは、身体は引かないとスピードが出てこないということです。

昔、受講生から、「刀は引くと先生は言いますが、槍も引くんですか?」
と聞かれて、咄嗟に分からないと言ってしまいましたが、
引きますね。つまり、これは、見た目と中身の違いなんです。
見た目には、突きという行動は、前に進みますから、押しているように見えますが、
身体の動かし方としては、引く動きの中にあって、たまたま前に進んだわけです。
たぶんですが、人を突いたことも斬った事もないので分かりませんが、
槍を突く行為を押す動きでしたら、遣り繰りが難しくなりますし、
刀で突いても、こんどは刀が相手から抜けなくなると思います。
つまり押して、突きをしたら、動作は終了してしまうわけです。
次の動作を考えれば、引くしかないのだろうと思うわけです。
上の写真は、引いて突いてますが、押すよりも明らかに剣先が安定しています。

この稽古会は、現在ひと月に一回行っていますが、そろそろ四年もすぎ、
みなさんの技術も向上したせいか、分かりませんが、
普段でも出来ることはありませんか?という質問をいただきました。

ちょっとは、考え方が変わってきたわけですね。良いことだと思います。
最初は、面白い~と言っていて、アミューズメントでしたが、笑
日常のならひ事(習慣)として、習い事が変化を遂げるというのは、理想型かもしれない。

僕は鍵っ子で、おもちゃもなくて空想好きの子どもでしたが、
この場合は、身体を想い巡らして行くわけですね。
あの、くれぐれも電車乗り過ごしたり、変質者に間違えられませんように。
気をつけてください。笑

ご参加ありがとうございました。

 

 


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