第42回侍クラブ稽古会
2016-05-28
前回は、力を抜いて動くことを試みたわけですが
今回は、力を入れて動く稽古をしました。
力という概念が、西洋と日本とでかなり違っていまして大変です。
どうしてもストレッチ癖がついている僕たちは、
力を伝ふことが難しいようです。
そして、力という感覚にいたっては、とんでもなく遠い道のりのような気がします。
たとえば達人と言われるような人たちに近づこうとすごく稽古しても、
得られるのは努力したという事実だけで、
実際は、その中の運の良い人だけが奇跡的に体験できるといったものなのでしょう。
しかしまたその逆に、その貴重な感覚は、なんの努力もしてない今の僕たちでも
ひょっとしたら得ることが奇跡的に可能なものでもあるのです。とにかく不思議なのです。
紙一重といいますが、もうそこにあるのに、見えているのに
それをつかむことがとても難しく遠いのですね。
そして今回は、地道に要返しを練習して、その感覚に少し近づこうとしましたが、
かなり手強かった。笑
今回、参加者の方に
この金額で、こんな体験ができるのはとても安いですよね
とおっしゃって頂きました。ありがとうございます。
ですから、ご縁があったわけですね。
本来、武道だったり道場だったりする場というのは、
ご縁がなければ踏み入れることが不可能な場だったのかもしれませんね。
みなさん頑張りましょう。
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