コツをつかむ

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 何かするのにコツが必要とされることがありますね。
このコツは骨という漢字があてられています。
つまり、骨がなんらか関係していたことが想像されます。

私たちは普段、なにか行動するときは、
まず筋肉を作動させるのだと、考えてしまいます。
ですから、骨から動くといわれてもぴんとこないと思います。
骨から動いたって結局、それは筋肉なんでしょう?
と思われるかもしれませんね。
しかし、実際には、骨を意識した動きは、筋肉の使い方も違うようです。

それにしたって、別段に困ったことはないよと、言われるかもしれませんね。
ただ、そうは言っても、疲労が蓄積しますと、腰が痛い、
肘や膝が痛いなどといった症状がでてきたりします。
これは、筋肉を優先に動かしていると
関節や骨に加わる負荷を考慮しないで動いてしまう傾向があるからです。
逆に骨から動けば、あえて骨に付加のかかる動きはしないわけです。
しかも、骨は最初からある程度、硬いですから、(あたりまえですけど)
筋肉を緊張させて固くして代用する必要もないわけですよね。

結果、筋肉主導型では、疲れやすくなるわけです。

作業現場などで、お年寄りより若者の方が先に音を上げたりするのは、
ゆとり教育で、根性が足りないのではなくて
筋肉に頼って動いてすぐに疲れてしまったというわけです。
つまり、仕事のコツをつかんでないからだと、
お年寄りに言われてしまうわけです。

昔の日本人は、休み無く働いても、ストレス無く過ごし
しかも、引退もなかった、死ぬまで働けたわけです。
唄、舞踊、労働などに引退はないんですね。
それは、昔の人だからと切りすてる前に、
再考してみる価値はあるのかもしれませんね。

このコツを使って動くことは、
日本文化と密接な関係があると思われます。
ですから、この動きを知れば、日本人としてまた生き生きと
活動できるようになり、めきめきと新しい発想が
生まれてくると思うのですが。。

さて、やってみましょう。

 

武士の間合いで現代を生きる

 

 


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