第58回侍クラブ稽古会

2017-10-25

第58回侍クラブ稽古会も無事に終わりました。
刀は、一本無事ではありませんでしたが、、、涙

この刀は、偉伝或~IDEAL~という殺陣集団のメンバーさんに
作っていただいた、手作りの刃でできていました。
とある映画の試写会に、刀を差した美女がいまして、それが、川渕かおりさん
あまりの美しさに、声をかけさせていただき、いろいろ話している中で、
この刀を作ってもらうことになりました。
映画の試写会に行ったのか、かおりさんに会いにいったのかわからなくなりました。笑
まあ、ご縁とは、不思議なもので、この出会いがなければ
侍クラブ稽古会も無かったと思います。

進む方向が違っても、お互いにリスペクトし合いながら進んでいく、
こんな関係が、役者同士で素晴らしいことだと、勝手に思っています。

そんな中、侍クラブ稽古会も岐路に立っているような気もしています。
かなり、ニッチな方向に向かっている側面もありますし、
そんな内容を皆さんは、どう思っているのだろうか?
そういう自問自答は、常に突きつけられております。
たんたんと集まり、たんたんと解散していくメンバーが
おつきあいだけで、来ていただいているのかな?
といつも反省しながら、やっております。笑

ただ、自分としては、とても勉強になっておりまして、
その点は、とてもありがたいことです。

刀を通じて何か伝わるものを、いろいろと試しているのわけでありまして、、
つまり、この伝わるという現象が、僕の中で経験として蓄積されていくのだと思います。
もちろん、受ける側も同じことがいえるのです。
ですから、相手にどんなに嫌われていても、実のところ、一向にかまわないのです。笑
それは冗談として、そんなことは、無いと信じておりますが、爆

これが生きているという人間の特性なのですね。面白いです。
そんなことを教えてくれるのも、この刀であり、日本の所作の良いところです。

究極のところ、人間はひとりであり、且つまた自我を否定するものでもあります。
そして、ひとりという状態というか、感覚経験は、集団の中でしか作ることができない、
このひとりという、個体の本質に迫ったとき、
これがほんとうの武士道という奴なんでしょうね。
なんか、かっこいいこといってますが、そんなことは全然できていませんので、
お手柔らかにお願いいたします。

 

ご参加ありがとうございました。

 


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